kondoumh Before Coding

概要

オブジェクト指向設計で UML が注目されはじめた1998年頃、UML図を書くツールは、Rational Roseのように高価なCASEツールしかありませんでした。Wordの作図機能は使いにくくてストレスが溜まるばかりです。そこで、簡単にクラス図を描きたいという欲求を満たすためBefore Coding(以下BC)を作りました。スケルトンコード生成機能やソースコードの取り込み機能なども付けてみました。

しかしその後、Microsoft Visual Studio 6.0 Enterprise EditionにRoseのサブセット版であるVisual Modeler が同梱されたり、Javaで書かれたTogetherJなどの優れたツールが出てきたので開発を停止しました(※)。現在このソフトのメンテナンスはしておりません。

(※)この文章を書いた当時Together JはBorland傘下にはなく安価なプロダクトだったように記憶しています。その後 TogetherはBorlandのMDAのプラットフォームとして進化を遂げていきました。(2006.04.25追記)

動作環境

Windows 95/NT 4.0/2000/XP で動かしたことがあります。

本プログラムは、Visual C++ 5.0Jを用いて開発いたしました。

機能一覧

bc

ダウンロード

最後に...

UMLでは、クラス図(クラスとクラス関連の静的な図)以外にも、ユースケース図、ステートチャート図、アクティビティ図などさまざまな図が用意されており、UMLエディタは共通のリポジトリからこれらの図を生成できるような機能を持つ必要があります。BCではクラス図、それも厳密にはUMLの仕様通りではない図を描く機能しかありません。本当はそのようなツールを目指していたのですが、個人の余暇にやるには少し荷が重いです。やはり、このようなツールは専用のベンダにお任せして、自分のプログラム設計に専念したほうがいいと思いました。最近は私自身UMLやオブジェクト指向設計に対する思い入れが薄れたというのもあります。 そんなわけで、ソフトウェア自体メンテナンスしていないため、残念ながらドキュメントの類はありません。Roseなどを使ったことがある方はなんとなくわかるとは思います。こんな状態で公開したのは、UMLに興味を持っているけど専用ツールがないので手を出していない方への、ほんのイントロぐらいにはなると思ったためです。 用途はまったく異なりますが、BCのGUIはiEditに活かされています。

2001.11.11 追記

Before Coding をリファインしようと計画しています。詳しくはiEditの次回予告を参照してください

2006.04.25 追記

Before Codingってマーチン・ファウラー言うところのスケッチ用ツールだったように思います。フォワードスケッチングという意味ですね。既存のコードを可視化する機能も一応ありますし。

ホワイトボードもいいですが、プロジェクトルームにプロジェクタとスクリーンが常備されていれば、UMLエディタとかコードエディタでコードとモデルについてスケッチしながらメンバー全員で共有できますよね。

このツールを作ってからだいぶ経って、さすがにもう使っていませんが、スケッチに特化したツールっていうのも良いかもしれません。